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2016/11/30

超富裕層の資産運用は投資に慎重?ポートフォリオは現金が3割強

(写真=PIXTA)

超富裕層の資金傾向

超富裕層の眠れる資産は、投資会社からすれば運用チャンスを秘めた埋蔵金のようなものです。彼らの総資産の約3分の1が投資会社の運用資金には回されていません。どうやら超富裕層の中でも若年層は、自ら積極的に投資するタイプか、銀行に眠らせておくタイプか、好みは両極端に分かれている傾向にあるようです。

超富裕層のポートフォリオは慎重!現金・債券で40%を占める

英大手コンサルタント会社、キャップジェミニが発表した「ワールド・ウェルス・レポート」によれば、現在、超富裕層のポートフォリオのうち、銀行口座に眠っている資産は18.4%、現金のまま保有している資産は14.9%を占めています。この2つを合わせると33.3%となり、投資会社に託されている資産32.1%よりも多いのです。

同調査は、資産3,000万ドル(約30億7,530万円)以上を超富裕層と定義しています。世界23ヵ国5,200人を超える超富裕層を対象に、2016年第1四半期に実施したものですが、実際のところは調査対象の人数よりずっと多くの超富裕層が存在し、世界には約18万7,000人の超富裕層がいるといわれています。彼らのグローバルな資産配分平均を見てみると、株式と現金がそれぞれ24%前後、次いで債券・不動産が各約18%、オルタナティブが16%弱となっています。現金と債券を合わせると40%超える、慎重なポートフォリオであることが分かります。なぜこの現金資産が投資に回らないのでしょうか。

ウェルス・マネージャーの重要課題は「顧客との信頼関係の向上」

より問題を掘り下げていく上で、同調査の背景にある「超富裕層の資産運用に対する心理的評価」について把握しておきましょう。

【超富裕層の資産運用に対する心理的評価】

同調査の前年比較において、資産運用における超富裕層の「金融市場に対する信頼感」は60.8%であり、前年比の約2倍に向上しています。これは2008年の世界経済危機による投資への不安感がやっと和らいできたことによる影響と推測されています。「個人の資産を増やす能力」については8.4ポイント増の61.9%、「(実際に利用している)投資会社との信頼関係」は17ポイント増の73.9%と、どちらも大幅にアップしています。

しかしその評価の高さは、投資会社に託す資産運用額にはほとんど反映されていません。 さらに投資会社ではなく、ウェルス・マネージャーへの信頼感は59.4%と、わずか1.9ポイントしか伸びていないのです。この調査結果から、ウェルス・マネージャーの最重要課題が、顧客との信頼関係の向上であることが分かります。

超富裕層の「資産アドバイザーへの満足度」 世界で最も低いのは日本

常に顧客の満足度を満たす努力をしなければ、ウェルス・マネージャーが顧客の信用を勝ち得ることはできません。

【資産アドバイザーへの満足度】

超富裕層の「資産アドバイザーへの満足度」は、世界平均が70.8%。北米では76.8%と最高水準を維持し、そのほかの地域ではおおむね70%から75%となっています。しかし著しく低い56.7%という数値を出した国があります。ほかでもない日本です。この結果が、全体平均を大きく引き下げています。資産アドバイザーに満足している超富裕層の68.1%が「将来的により多くの資産を託すことを検討している」と回答しており、満足度を高く保つことが業績に跳ね返ることは間違いないでしょう。超富裕層が資産アドバイザーを評価する基準として、「リターン(27.29%)」が最も重視されるのはいうまでもありません。それに加え「深い専門知識を有する」ことや「幅広い分野(ポートフォリオ)をカバーした質の高いアドバイス」という回答が15%強となっています。他のマネージャーより抜きん出たプラス要素も大切です。

若い超富裕層は「DIY投資」を好む

「若年層(40歳以下)は高齢層(60歳)より手ごわい」という風潮は、さまざまな産業分野で共通のジレンマとなっているようです。今回の調査でも、超富裕層が顧問マネージャーを選ぶ際の重要要素や投資スタイルに年代のギャップが大きく表れています。

マネージャーに求める要素を比較してみると、56.6%の高齢層が「投資アドバイス」に最も重点を置いているのに対し、若年層では39.5%しか重視していません。そのほか49.3%の高齢層が重要と答えた「一般的な投資プラン」や、37.9%が重要とした「定年退職後のプラン」に関しても、若年層の関心度合いはそれぞれ10%以上も少ないのです。代わりに「投資へのアクセス(39.1%)」や「投資知識やリサーチへのアクセス(31.5%)」といったDIY投資(アドバイザーからアドバイスをもらって自分で投資する)への興味が強いのです。 「いくら資産を持っていても、流動資金を確保することは大事だ。」超富裕層は投資するところには惜しみなく投資し、確保するところは保守的に固めるという、見極めがしっかりしているようです。

【マネージャーに求める素質】

資産を増やしながら減らさないコツ

ウェルス・マネージャーへの信頼感や満足度は、結局のところ「資産を守れるか」つまり「リターンをできるだけ増やし、資産を減らすことがない」ようにできるかというところに尽きます。そのためには、資産保有者とウェルス・マネージャーの間の共通の認識として「資産を増やしながら減らさないコツ」をしっかりと理解しておく必要があります。

ポイントは二つあります。一つ目はタイミングを見極めること、二つ目はリスクを管理することです。これらのポイントに共通して大切なことは、投資について現時点での状況だけを見るのではなく、過去からの動き・流れや傾向を把握し、今後の予測を常に考えておくことだと言えるでしょう。今が上昇傾向にあってもそれを楽観視して単純に良いこととは考えず、反動により急落するというリスクまで視野に入れておくことで、方針を変えるタイミングを決めたり思い切った判断をすることができる場合があります。

もちろん、予測できないことが起こることもあり全てがうまく行くわけではありませんが、どのようなリスクがあるかを常に考え、万一に備えたり損失が出たときの対応策を練っておくことでダメージを回避できることも多くあるのです。

タイミングやリスクは投資の動きだけに言えることではありません。自身や家族の生活状況の変化や、資産に関する目標の変化も大きな要因です。一度計画を立てて運用したものを変えることは大変ではありますが、きちんと見直しをすることがリスク回避になる場合もあることを忘れてはいけません。

いずれにしても、主観的な判断や個人で収集できる情報だけではわからないこと・うまくいかないことは多々あります。そんな時こそ、プロのウェルス・マネージャーの専門知識と豊富な情報を活かし、二人三脚で「資産をできるだけ減らさず増やしていく」運用を目指してみてはいかがでしょうか。

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