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投稿日:2024/01/19 最終更新日:2024/04/26

子供の成長、夫の定年退職を経て、60代で手に入れた自分だけの城。好きなことができる時間と空間で紡ぐこれからの夢

子供の成長、夫の定年退職を経て、60代で手に入れた自分だけの
好きなことができる時間と空間で紡ぐこれからの夢

今回はFP新屋と編集部:永井で、T様がリフォームしたばかりの札幌のマンションにお邪魔してインタビューをさせていただきました。
さらにGAIA会員で福岡在住のM様ご一家やT様のご友人も集合し、総勢7名でテーブルを囲んでの賑やかなひとときとなりました。
M様のお嬢様は脳性麻痺で生まれ重い障害がありながらも、指談と言われる方法で言葉を紡いで4冊の詩集を出されています。その詩集を通した交流を経ての大集合です。

【プロフィール】

T様 67歳女性 夫、息子と都内で3人暮らし
2012年ご契約 担当FP:浦谷(2021年退職)→新屋
2021年、生まれ故郷の札幌にマンションを購入し、リフォームを終えた現在は東京と札幌を行き来している。

GAIAのセミナーへ

---今日は札幌にお招きいただき、ありがとうございます。最初に、GAIAでご契約いただいた当時のことを少し教えてください。
2012年に日本橋のセミナーに参加してくださったのがスタートでした。どうしてセミナーに参加されたのでしょうか?

T様:銀行や証券会社で勧められるがまま投資信託を持っていましたが、2008年のリーマンショックで大きく値下がりしました。
私にとっては少なくない金額でしたし、数字が弱い私が金融商品を売ったり買ったりするのは無理だと思い、たまたま新聞折込の情報誌(定年時代)を見て、セミナーに参加しました。

---日本橋で開催した「投資信託のかしこい見直し術セミナー」にご参加くださったのですね。セミナーは納得できる内容でしたか?
T様:とにかく困っていて、専門の人に相談したいと思っていました。参加されている方が皆さんとても裕福な方々に見えたものですから、質疑応答で勇気を出して手を挙げ「私はあまりお金は持っていませんが、相談に乗っていただけますか?」と聞いたことを覚えています。

---皆さん、気になることですよね。T様のご質問のお陰で、多くの方がご相談に来てくれたのではないかなと思います。その後は日本橋のオフィスにお越しいただきましたが、知らない会社に相談することに不安はありませんでしたか?
T様:そうですね、正直怪しい会社だったらやめればいいと思っていたので、必要以上に心配はしませんでした。
担当の浦谷さんと話していくうちに誠実そうだなと感じ、とにかく何か途中で危ないなと思ったらやめればいいと思ってスタートしました。

東京に住みながら、札幌のマンション探しを始めた理由 

---担当の浦谷が2014年に支店長として大阪に転勤したので、T様の担当は入社したばかりの新屋に代わり今に至ります。
今日、私と新屋はT様の札幌のマンションにお邪魔しておりますが、東京にお住まいがありながら、生まれ故郷の札幌でマンションを購入、リフォームをすることになった経緯を教えてください。
T様:
GAIAで契約した頃は、まさか自分だけでマンションを買う、不動産を持つことになるなんて思ってもみませんでしたので、振り返ると不思議です。ちょっと言ってみたことが本当に実現した、という感覚です。
私はまもなく67歳ですが、随分前から東京では最期を迎えたくない、東京は終の棲家じゃないなぁと感じることが多くなっていました。
東京の住まいは周りに大きな建物が建って景色も見えないし、夕日も何年も見ていない、私は広々した北海道で生まれ育ちましたので、広いところで深呼吸をしたくなるんですね。長年、子どもが大きくなったら北海道で晩年を過ごしたいという気持ちを持ち続けていました。

---ご主人はなんと仰っていましたか?
T様:
夫は生まれ育った東京を離れるつもりはないですし、私の気持ちは知っていましたが、本当に実行するとは思っていなかったと思います。

---2019年頃から面談の中で、札幌でマンションを購入したいというお話を新屋がお聞きするようになったそうですが、実際はどのように話が進んでいったのでしょうか。
T
様:コロナが始まる少し前ごろから、インターネットで札幌の物件を検索し始めたのですが、素人なので予算もどの程度が妥当か見当もつきませんでした。築年数がどのくらい古くても大丈夫かなど分からないことばかりで、東京にいながらどうやって札幌の物件を探したらいいのだろうと新屋さんにご相談する中で、渋谷のフリーダムリンク(*)さんに聞いてみようということになりました。
私は不動産を探すのは初めてで、SUUMO(リクルートが運営する不動産情報サイト)も知らなくて・・・新屋さんと一緒に相談に伺い、そこで物件探しの方法を一からお聞きしました。

*フリーダムリンクはGAIAが提携している相続や不動産に特化したコンサルティング会社で、不動産の売却、賃貸の両方を取り扱っています。

---具体的にはどのようなアドバイスでしたか?
T様:
地元の不動産屋さんにどんなところがあるか、まずは調べてみたらとアドバイスされ、札幌で大きめのところや良く聞く名前の不動産屋さんに連絡しました。
ですが、東京にいる主婦が独りでマンションを探しているということで不審に思われたのか、5件連絡しても返事があったのは結局1件だけでした。

---ご主人には、マンション探しを始めたことを伝えましたか?
T様:
夫は建築関係の仕事をしていたので、相談すると色々とアドバイスをくれると思うのですが、逆に事が進まなくなってしまうことを心配しました。私は自分のお金で自分だけのための空間を持ちたいと思っていたので、ある程度形が見えて後戻りできなくなるタイミングになってから伝えようと決めていました。

---T様が譲れない条件はどんな部分だったのでしょうか?
T様:
いいと思うと当然値段も高いですから、多くの物件は帯に短し襷に長しでしたが、年齢も考えると地下鉄の駅から近く、景観が良いところがいいなと思って探しました。
不動産会社では、最初は主婦が独りで契約するということで警戒されてしまったのですが、できれば女性の方にお願いしたいということを伝え、女性の担当の方が親身になってくれてこれで決まりというところまで行ったこともありました。ですが、売り主の方が投資目的でいくつも不動産を所有している方だったようで、急に売らないと言い出してしまい、また振り出しに戻ったという経緯もあります。

---それはガックリしてしまいますね。
T様:
それから、私だけでは不安ということもあって、今日も来てくれている小中高で一緒だった同級生に付き合ってもらって、再び物件探しから始めて出会ったのがこのマンションです。
駅から直ぐで目の前は公園でポプラの木々が見えて・・・
マンションの佇まいも含めて気に入りました。
不動産屋さんから提携しているリフォーム業者を紹介してもらい、壁も全部外してリフォームしました。

リフォームで「想い」を実現 

--床板も壁もナチュラルな風合いで、とても素敵ですね。
T様:リフォームをお願いしたのはビオプラス西條デザインという事務所で、北海道で自然派住宅を作っている会社です。創業者の西條さんはお子さんのアレルギーがきっかけで、無垢材や自然素材にこだわった、本物の自然派住宅を作ることになったという方で、それらの本も出版しているんですよ。
私自身も、年とともにアレルギー体質がひどくなってきていて、安心できる自然素材の建材でできた家に住みたいと思い、希望がぴったり叶いました。
この部屋は、壁の材料は帆立貝だったり、和紙を使っていたりします。

--キッチンのリフォームは、特に思い入れがあるそうですね。
T様:北海道は生活水準や給与が東京に比べたら高くはありませんから、私が同じお金を使うなら北海道に還元したいという思いがありました。材料も北海道のものを使うところがいいと思っていて出会ったのが西條さんの事務所です。
それから、これは北海道に限らずですが、今の日本では、男性に比べて女性はチャンスが少ないですよね。同じ仕事をしていても、女性は家庭や子どものことに男性よりずっと多くの時間を使わなくてはなりません。
できたら、女性の職人さんに是非お願いしたいという気持ちを伝えましたら、本州には増えていても北海道では未だ女性の職人さんは少ないですよと言われたのですが、無理を聞き入れて二人の女性の職人さんを見つけてくれました。ただ未だ一人前ではないので、親方も来て指導しなくてはならずその親方の分の予算が必要と言われましたが、支払える額でしたので、是非にとお願いしました。
そんな風でしたので面倒なことをいう客だと思ったかも知れませんが、嫌な顔もせずにこちらの希望に沿ってくださって、その上私が頼んだわけではなかったのに、女性の職人さんが作業している様子を写真に撮ってメールで送ってくださいました。私はその心遣いがとても有り難くて、今でも彼女たちが手掛けてくれたキッチンのタイルや暖炉の煉瓦壁を見ると、嬉しく思った時の気持ちが蘇ります。
キッチンのリフォームは、新屋さんには当初は予算を掛けるのは難しいと言われたのですが、女性同士ですから、私のこだわりを理解して、どうやって捻出するか一緒に考えていただきました。

--資産運用の力ということも感じましたか?
T様:そうですね、資産運用していてよかったと思いました。
マンションを買ったとしても、それ以降の生活のことも考えておかないといけませんから先立つものが必要です。年金のことなども計算して、いくらまでならOK、それ以上はダメですよと新屋さんに言ってもらい、その範囲の中で新築は諦めて、その分中古でも自分の好きなようにリフォームするという選択をしました。

--T様にとって、札幌のマンション探しは「何歳までに」という目標はありましたか?
T様:
年齢でどうということはないですが、やるにしても、気力、体力が必要ですよね。お金は用意できたとしても、気力体力は当然落ちていきますから、60代のうちに、という思いはありました。
ただ急ぐわけでもなかったので、コロナの影響やロシアのウクライナ侵攻などもあって、リフォームはかなり遅れたのですが、その間に家具や照明も吟味することができて、却って良かったのかもしれません。

--電気暖炉やアンティークの椅子、そしてリビングの照明がとても素敵ですね。
T様:
TVで見た山梨の古民家カフェの照明がとても素敵で、あんなものがいいなと思って、喫茶店にメーカーを聞いてみようと電話したんです。そうすると、量販店で買えるようなものではなくて、オーナーがアンティークショップを巡って探したものだと教えてくれました。
だったら私も探してみようと思って、色々調べる中で目黒のアンティークショップを訪れました。
初めて行ったのですが、目黒は、アンティークショップや小道具屋さんが集結しているんですね。そこで気に入って購入したのがこの照明です。

--時間をかけてリフォームをし、理想の住まいに整えていかれたんですね。ワクワクする時間だったのだろうなと想像できます。お部屋の家具も小物も、ひとつひとつにT様らしさが感じられます。
札幌にはお母様がお独りでお住まいで、そのケアもしながらのリフォームですから、かなり大変だったのではないですか?

T様:
母が高齢なので、それ以前も様子を見に定期的に札幌に来ていましたが、その往復の回数がぐっと増えました。母はコロナを心配していて、私にはホテルに泊まってというものですから、札幌に着くとホテルと実家と新居を往復するような状況でした。

--リフォームは、東京から遠隔でのやり取りですから、苦労はありましたか?
T様:
離れてはいますが、西條さんの家造りの考えに共感しているので、基本的にはお任せでした。
細かいことでいえば、予算が足りないからこうなったのかな?と思う部分も少しはありますが、それも含めてある意味、”開けてみてからのお楽しみ”でした。

これから思い描いていること

---理想の居場所を手に入れた訳ですが、これから、どのような生活や目標を思い描いていますか?
T様:
器が整いましたので、これからこの部屋をどう活用していくかですね。
当初は児童養護施設のお子さまを週末や夏休みの短期間にお預かりできないかなと考えて話を聞いたり調べてみたのですが、それは難しいとわかり模索しているところです。
実は、少し前に学生時代の友人を招いて合宿をしたんですよ。今日も来てくれている同級生がビーズ細工をやっていて、彼女を講師にしてみんなでビーズでアクセサリーなどを作りました。

--T様といえば、ドナルド・マクドナルド・ハウス(*)のボランティアを続けられていて、2018年にはGAIA Clubで取材もさせていただきましたね。
(*)病気で入院している子どもとそのご家族が宿泊できる滞在施設。高度小児医療を行う病院に隣接して設置され、ハウスの建設から運営まで、マクドナルドの店頭募金をはじめとする企業や個人の寄付・募金で成り立っている。
T様:東大ハウス(ドナルド・マクドナルド・ハウス)の利用者さんにも、活用してもらえないかなと考えたりしますが、病気のお子様は難しい部分もありますので、海外の留学生にホームステイで使ってもらうのは可能かな、などこれから可能性を探っていきたいと思っています。

--T様らしいですね。
T様:
こうして自分だけの城を手に入れた訳ですが、それだけではつまらないという思いがあります。
年をとって、改めて何が好きか考えてみると、本が好き、映画が好き、旅が好き、などがでてくるのですが、それだけではきっと自分は満足できないと思います。じゃあどういう風に残された時間を過ごしたいか、自分がしたいことは何だろうと考えてみると、学生の頃に親しんだ児童文学や趣味のステンドグラス、若い頃の仕事や今も続けているボランティアなど、それらが何らかの形でここに繋がっていると感じています。

--T様の人生が凝縮されているのが、この部屋であり空間ですね。
T様:
恵まれていると思います。周りや色々なことがうまい具合に繋がった結果ですから。
女性はみなさんそうだと思いますが、なかなか自分の時間は持てませんよね。独りでゆっくり家で映画を見ることも難しい。出かけるにしても、夫や子どもの食事で冷蔵庫をいっぱいにするなどして、いつも家族のことを優先して考えています。これが男性だと、そんな心配はしないのではないでしょうか。
今の時代は変わってきていると思いますが、昭和世代の私の年代だと、そういったことは珍しくありません。ですが私も60歳を過ぎ、残りの時間が少なくなっていくなかで、自分が好きなことができる時間と空間を持ちたいというのが、切なる願いでした。

--今日は、同じくGAIAの会員のM様のご一家も集合し、T様の同級生にも同席いただいて総勢7名で賑やかなひとときでしたね。
まさかこんな風に集まる日が来るとは夢にも思いませんでした。

T様:
M様のお嬢様の詩集をGAIAさんからいただいてとても感動して、自分だけで読むのはもったいないと思い友人にも勧めました。
今日来てくれた同級生もその一人ですが、彼女が更に私設図書館を開いている方にも紹介してくださり、そこで感想を集めて綺麗にまとめてくれました。それをM様へお送りしましたら大変喜んでいただき、お電話でお話することになり、札幌での集合が実現したという経緯です。
まさかこれまで会った事もない福岡にお住まいのM様ご一家の来訪が本当に実現するなんて、と自分でも驚いています。
玄関にスロープをつけたのは、M様のお嬢様が車椅子でも通れるようにしておきたいと思っていたからなんです。今日初めて使うことができました。

--T様のおかげで、私も新屋もM様ご一家と直接お会いすることができました。それが札幌でということも、まさに奇跡のように感じています。
まだまだお話をお聞きしたいのですが、時間切れとなりました。ご縁を繋いでこんな素敵な1日を作ってくださり、ありがとうございました。

〜編集部〜

<インタビューを終えて>
札幌のマンションにお招きいただき、あのときのご相談がここに繋がっていたのだと、T様の心に秘めた想いの実現を実感できたのはFP冥利に尽きる時間でした。
T様の時間はまだまだ続きます。これからも伴走してさらなる夢の実現をサポートできればと思います。(プライベートFP 新屋)

札幌のリフォームを終えたお部屋でT様のお話を聴くことができ、同じ女性として共感すると同時に、思いを形にするT様の実行力を素晴らしいと思いました。
T様が私の娘に見せてあげてといって包んでくださったポプラの綿毛を見る度、楽しい時間が蘇ります。
さて、今回の大集合のきっかけとなったM様のお嬢様の詩集を、読者の皆様は読んでみたいと思われたことと思います。
こちらのHPからぜひご覧ください。(クライアントリレーション 永井)
詩集「菜の花の旅」:https://nanohananotabi.com/


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