2020/03/06

損切りが大切な理由。保有株が50%下落、元に戻るのに必要な上昇率は?

(写真=Jirapong Manustrong/Shutterstock.com)

「損切りが怖くて含み損が膨らむばかり、気がついたら50%下落してしまっていた……」

皆さん、こんな経験はありませんか? 仮に保有株が50%下落した場合、元に戻るのには100%の上昇率が必要となります。つまり株価が実に2倍上昇しなければ元には戻りません。株式相場は上昇よりも下落スピードのほうが早いことも多く、早めの「損切り」がいかに重要かを改めて認識させてくれるものであると言えるでしょう。

「損切り」と「利確」とは? なぜ、損切りは大切なのか

損切り(そんぎり)は「ロスカット」などとも呼ばれ、株価が下落している状態でその株式を売却し、その損失を確定させることを指します。損切りの反対語が「利確(りかく)」「利食い(りぐい)」で、株価が上昇している状態で株式を売却し、利益を確定させる行為のことを指します。

基本的に株式投資は、この損切りと利確の差によって成果をあげていきます。例えば損切りラインを5%、利確ラインを10%と自身で決めて売買を行っていけば、結果的に利益のほうが多く手元に残りやすくなります。そして、手元に残った現金を新しい銘柄に投資することで利益を狙うきっかけをつくることができるのです。

株価の下落が元に戻る大変さ

人によって損切りのラインはさまざまですが、一般的には「5〜10%を目途に」という声が多いでしょう。もし損切りラインを設定せずに株価が下落した株式を持ち続けてしまうと、その後、損失分を回収するのに非常に苦労します。

冒頭でも触れましたが、株価が50%下落した場合、元の株価に戻るためには100%の上昇率を必要とします。「50%の下落なのに、なぜ100%の上昇(2倍)が必要なの?」と思う方もいるかもしれませんが、実際の株価に置き換えてみればすんなりと理解できます。

200円の株価が50%下落した100円になった場合、200円に戻るには100円の値上がり、つまり株価の100%上昇が必要になるということです。株価が2倍となることはそう多くあることではありません。早めの損切りがいかに大切かを改めて考えさせます。

モメンタム銘柄の保有で求められる慎重さ

こうした観点から、想定していた株価変動のシナリオが崩れた場合でも損切りラインを下回った場合には冷静に売却という道を選び、潔く次の勝負をするというフットワークの軽さも求められます。

特に株式投資の場合には、「モメンタム銘柄」(モメンタム株)といった成長期待度が高い株式を持ち続ける際に、損切りのミスは回避したいところです。モメンタム銘柄は株価が急騰する可能性を秘めていますが、一方、株価が一度下落を始めると中長期にわたって低迷からの脱却が見込みにくいという特徴があります

高い成果をあげるためにはモメンタム銘柄を保有する握力が投資家側にも求められますが、マーケットの動きをリアルタイムにウォッチできていない人の場合は下落の兆候を早期に察知することが困難なため、損切りの判断に遅れが出ることも考えられます。

普段から短期売買をしていない人がモメンタム銘柄を保有する場合には、こうしたリスクを伴うことも承知しておきたいところです。

迷ったときは投資アドバイザーに相談を

ただ損切りラインの設定によって結果として大きな成果を逃すことがあることも、株式投資の常であるとも言えます。

例えば、多くの人が損切りラインとして意識する「10%下落」で売却したとしても、12%の下落ぐらいで反発(相場が下落から上昇に転じること)する可能性もあります。同様に「5%下落」で売却したとしても、7%の下落ぐらいで反発することもあります。あるいは、急成長企業(グロース銘柄)の場合、一時的に20%程度の下落を見せることは多々あります。「投資対象銘柄については本気で調べ、絶対の自信があるから持ち続ける」という判断も決して間違いではありません。経験の長い個人投資家のなかには保有し続ける力を「握力」などと呼ぶこともありますが、投資前に自身がどのくらい投資対象について調べたかで「握力の強さ」も変わってくるでしょう。

こうしたこともあるため、損切りラインを設定している場合でも実際に損切りをするかしないかという判断する場合には、常に一定の再検討の余地が残ります。市場全体の株価の動きやその銘柄の企業業績の推移なども判断材料に加え、なるべく最善と思える判断を下したいところです。

ただ、なかなか投資家個人ではこうした判断材料を集めたり、適切な判断を行ったりすることは難しいものです。こうした場合には資産運用会社に相談してみるというのも一つの方法です。判断に迷った場合には投資アドバイザーがあなたのパートナーとして力になってくれるでしょう。

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